閉局2題。あまりに対照的すぎる…
2010年6月16日の当ブログでこんな記事を書きました。
http://hiru-q-k.air-nifty.com/hirok/2010/06/post-64aa.html
「閉局!?」というタイトルで。名古屋に本社があった東海地方向けの外国語FM局「Radio-i」が2010年9月一杯で閉局するというニュースがあったことについて書いたものなんですけどね。
「こんなことはもう1度だけにしてほしい。」とこの記事を〆たんですけど…。
それから約10年後、悲劇がまた起こってしまったのです。しかも2つも。
「Radio-i」の後継としてという位置づけで(周波数やコールサインは継承されている)、6年前に開局した「Radio NEO」。
東京のINTER-FMの名古屋局として出発したこの局、2年後に独立した放送局となったんですけど、知名度や電波出力が他局と比べて弱いなどでかなりの苦戦を強いられていたようです。地元の若手芸人やタレントを起用した番組は評判も良かったようでしたが、昨年末にその人たちの番組がごっそり打ち切りに。後継番組が殆どInter-FM制作の番組になった事(その後、自社制作番組がほぼ無しに)から「ちょっと、この局ヤバいかも…」と思いました。
予感は的中。ここの閉局にはそういう事情もあるせいか、あまり感情も起こらないです。悪いけど。
閉局となる6月30日も正午に放送終了予定とかで。東京ネットの通販番組が最後の番組になるみたいで、最後にしては余りに寂しすぎると思います。お昼なんで、仕事中に聴いてる人もいるでしょうに。いきなりお昼に電波止まるってなかなか無い体験ですよ…。悲しい。
もう一つが、新潟県にあるFM局「FM PORT」
2000年の12月に新潟県2つ目の民放FM局として開局。最初「新潟にもう一つFM!?」と驚いたものです。殆ど自社制作の独立局。番組作りには苦労もあったと思います。
新潟には「アルビレックス」と名乗るスポーツチームがたくさんあります。一番有名なのがサッカーの「アルビレックス新潟」。FM PORTはアルビ戦中継に力を入れていました。radikoプレミアムができてから、FM PORTで放送される「新潟×神戸」戦を何度か聴いたことがあります。もうあのアルビびいきの実況が聴けないのが残念ですね。6/27にJ2が再開されましたけど、PORTさん的には新潟のホーム戦を組んでほしかった(実際はアウェイ甲府戦)。閉局3日前に「最後の中継」をやりたかったでしょうに。
自分にとってFM PORTの事が書けるのは、残念ながらこの位。地元のリスナーさんが閉局しないでと懇願しても、スポンサー不足で業績が伸びないという事情で無くなってしまうのは、悲劇としか言いようが無いです。平日朝夜や土日に地元発信をする貴重な存在だっただけに、リスナーさんたちの落胆も想像以上だと思います。
FM PORTさんは閉局となる6/30一杯まで生放送をオンエアするそうです。20年足らずの短い期間ではありましたけど、地元のリスナーさんに向けて楽しい放送を送って欲しいと思います。DJや関係者の方々、本当にお疲れ様でした。
2つのラジオ局の閉局。あまりに対照すぎる。
こんなことは… 今のラジオの状況を考えるとまた起こってしまうのか? でも、なんとか頑張って起こさないでほしい。
…と、願うばかり。
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