最高の結末
長い人生の中で、これだけ事がうまくいく事なんてそうそうございません。
なんか、ドラマの登場人物の中にいるかのような、そんな気分にさせられた一日を昨日過ごした気がします。
実は、初めての埼スタ・レッズ戦。浦和美園駅を出て長い一本道を歩いても、レッズサポばっかし(苦笑)。
今回の試合が超大事であるという危機、みんなでサポートしていこうという気持ちが結集した結果なのか、スタンドに着いたら、ビッシリ満員! もっと早く来ればよかったと後悔… 選手も交えてのサポミもあったっていいますし… 来年の課題ですね「もっと早くスタジアムに来よう」は。
今回の観戦は、自身初ものが多かったんです。
・12月のリーグ戦
・最終節
・降格が決定してしまうかもしれない
…そして前出の「埼スタのレッズ戦初観戦」に加え、「試合前にコレオグラフィーの参加」も体験。真っ只中にいたせいか、生でそれを見ることが出来ませんでしたが(当たり前か)、これで確認。見事でした!
試合は途中でピンチになるも、徳重のスーパーセーブで何とか凌ぐ。これを乗り越えてくれたのも勝負の分かれ目だったかと。そして前半31分に孝行が先制ゴール! 浦和・大宮戦でゴールの多い孝行。大事な場面で「さいたまキラー」ぶりを発揮してくれました(笑)。
前半は1-0で終了。ここで朗報が。京都・西京極ではFC東京が0-1で負けているという知らせが。スタジアムでの他会場速報でも流れましたが、西京極の経過が出てくるとアウェー席全体に大きなどよめきが!!
それから、VIPルームでは、怪我・出停・ベンチ外などで試合に出られない選手も観戦しておりました。
怪我の嘉人、前節の退場で出停になっちゃったヒデなど選手みんながサポーターになって声援を送っておりました。
後半。リードはしていましたが、追加点取れば楽になるし、仙台の展開次第では違う形での残留も可能になる(東京が勝っても、神戸大勝・仙台大敗で残留という道があった)ので、どんどん点とってもらいたかったのですが…
チャンスが思わぬところで舞い込んできた。慶治朗がPAで浦和のDF濱田(←この試合初のスタメンだったそうで。暢久の出停で転がり込んだチャンスでしたが、いい所なかったですね。孝行の1点目も彼絡みでしたし)に倒され、PKのチャンス。PKのキッカーは孝行。決めれば試合がだいぶ楽になる。
これを落ち着いて決めた!! 2-0。
数分後にはカンジョもゴール!! 3点あれば、もう勝利は間違いない。いや、しかしもっと点取れるはず。今日の浦和のDFを考えれば可能だと思ったし、他会場の兼ね合いを考えれば余計にそう思った。
その後は大きな展開にもならず、試合も終了間際。客席からある情報が…
「京都がどうやら勝ったようだ」
本当か? VIPルームにいたはずの選手たちが神戸ベンチに移動し始めた。情報錯綜の中、ロスタイム突入。そんな中で試合は動いた。慶治朗が森岡からのパスをシュート。若い2人のホットライン、神戸の未来を切り開くかのごとく決まったダメ押しの4点目!! アウェー席のサポもベンチも狂喜乱舞。そして試合終了。
◎J1最終節/浦和0-4神戸[@埼玉スタジアム2002/45,941人]
そして、当面の敵のほうは…
☆J1最終節/京都2-0FC東京[@西京極/12,697人]
祝!! ヴィッセル神戸、逆転残留!!
「神戸が勝って、東京が敗れる」という、確率的に余り無いであろう結果が現実になりました。7試合負けなしという勢い。早々出来るものではありません。何度くじけそうになったことか。それでも、みんな諦めなかった。選手、スタッフ、ファンやサポーターがみんなで動いて勝ち取った「残留」です。
確かに、それまでの体たらくが響いて15位という結果にはなってしまいましたけど、この1ヶ月強の快進撃はクラブに大きな変化をもたらしたと思います。クラブに関わる全ての人たちを動かしたと思います。来年以降、この勢いを続けていけば、成績面でも大阪の2クラブに肩を並べるものと思います。
こんな最高の結末は無い。今度は「優勝」でこれ以上の喜びを体験したいものです。
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