あぶさん、引退
わずかにいる、私よりも年上のプロ野球選手がまた一人グラウンドから去っていきました。
まぁ… 架空の人物ですが(苦笑)。景浦安武選手。62歳まで現役という、実際の世界では考えられない働き振りでありました。
37年前、福岡ソフトバンクホークスはその前身である「南海ホークス」というチームでした。大阪がフランチャイズで難波という大阪を代表する繁華街のど真ん中にあった「大阪球場」という野球場を本拠地にしておりました。
まぁ、マンガというのは、作者の意のままにストーリーが作られるわけですけど、この「あぶさん」というマンガは実際のプロ野球を取り扱うわけで、その時に起こる出来事に忠実に動かされてしまう運命に遭うという特殊なものになっちゃうんですよね。
あぶさんの所属していた「南海ホークス」も1988年のオフに球団身売りでダイエーに親会社が変わり、本拠地も大阪から福岡に移転。あぶさんの舞台も当然福岡に移らざるを得なかったという、いくら作者の水島新司さんでもなんともできないストーリー展開になってしまったんですよね。実際にあるものを下敷きにしたマンガならではの「想定外の出来事」でした。
それから、本拠地も平和台球場を経て現在の福岡ドームへ。球団の親会社もソフトバンクへ移っても、あぶさんは変わりなくプレーを続け、気がつけば還暦(笑)。
今日発売の「ビッグコミックオリジナル」でついに引退試合となりました。読みました。
この対オリックス戦の試合展開。2000年11月26日のJ1.2nd第15節(最終節)の神戸対京都戦の試合展開みたいで… 泣ける。分かる人にはネタバレになるか(笑)。
引退しても「あぶさん」自体の連載は続くそうで。どんな展開になるんでしょう? そして、あぶさんはこの後どうなるのか?目が離せない。
ともあれ、37年間お疲れ様でした!!
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